えっ!!!相続財産になるんですか?
過去の税務調査事例ですが・・・・。こんなことが何例もありました。
相続申告も、相続税の納税も無事終わり、相続のことを忘れかけていたら、突然の税務調査が・・・・。
相続人の方々は何事かと、おろおろしてみえましたが、私は、、、、たぶんこれは名義借預金、、、贈与の自作自演(秘密の贈与)だな、、、、まいったなー、やっぱりあったか、残念だなー、あれほど注意したのになー、もっとしつこく言うべきだったと、調査前にもかかわらず悔やんでおりましたら、、、、調査結果はやっぱりでした。
被相続人の妻が、長年に亘り、贈与税の非課税枠(今は110万円、昔は60万円)を守り、毎年夫の預金から自身、子供、孫などの名義の預金へ資金を移し、贈与をしていたつもりでいたのです。
「私は、非課税枠を守って資金を移していたのに、どーして相続税を払わなければいけないの?」と調査官に強く抗議をされました。
お気の毒ですが、奥さんが全てを支配管理し、お子さんやお孫さんはこの事実をご存じなかったことから、贈与ではなく、いわゆる贈与の自作自演(秘密の贈与)となり、相続財産もれということで、修正申告とあいなり、延滞税及び加算税を賦課される結果となりました。
こんな事例は結構あります。財産の贈与は税理士に相談しましょう。